空間と心地よさの関係

場の経験やスペースの関係性とを見出してその経験値が積み重ねとして蓄積していくと心地よいスペースや経験から受ける恩恵があると思います。それは、自身の生活が生き生きと豊かになるということです。常日頃の通常生活の中でも旅などの非日常でも、空間の力、場のエネルギーは日常生活の空間にまで脈々とつながっていきます。さらにフラワーアートも空間に溶け込ませることにより、そのエネルギーはより豊かなものにしてくれると思うのです。そのエネルギー自体は、自分も含め人間そのものを育んでいきます。フラワーアーティストなど空間を演出・プロデュースする匠たちは、自分自身のそうした実体験も含めた経験値を他の皆さんの生活をより豊かにするためにデザインを捻り上げ、空間のエネルギーを最大限に引き出す事を念頭に考えていると思います。空間・スペース・場所の創出、演出・プロデュースにおいて本質的なものを問う事柄に大きな意味合いを持ち、その事柄の意味をそれぞれ考える良いきっかけになれば良いなと考えています。場所や空間、スペースには時間の流れもあれば詳細な事柄を申し上げれば磁場や地軸、その土地それぞれの風土や人間のエネルギーもあると思います。空間と人間の関係性が相互的な関係性を気づくのであれば、それが複雑に絡み合った力が発生する。それは、人間の感じ取れる感覚の心地よさという一見曖昧に思える雰囲気というような事にも「ここはいい感じ」「このお店はいいね」「自然が気持ちいい」などありとあらゆる事が要因として気持ちと雰囲気をつくっていると思います。この事にも紐解ける理由や原因はあるわけなので、そこの所にも考えが及び考え実行できる事がいい空間デザインであると言い換えることも出来ると思います。フラワーアートなどの空間の演出が時間を凌駕したり、並列にゆっくり流れて行ったり、我を忘れ時間を忘れてその場に身をゆだねたりと時と場所を定義しデザインすることが出来うるのは非常に興味深い事柄だと考えているのです。